企業出版とは?
企業出版とは、企業や経営者などが自社や自身の集客強化やブランディングをするために企画し、制作する出版形式を指します。
このケースでは、著者となるのが企業あるいは経営者、広報やマーケティング部の担当者となります。
原則、制作費は著者負担(依頼企業負担)となりますが、書籍の内容・販売方法や目的に合った形での出版ができることがメリットとして挙げられる出版形式です。
多くの場合、企業出版はその書籍を活用し集客やブランディングなど経営課題を解決する目的で出版されるため、カスタム出版やブランディング出版と呼ばれることもあります。
一般的には、プロダクトやサービスをPRするメディアとして、テレビ、雑誌、新聞、SNSなどがありますが、書籍もその一つと考えることができるでしょう。
上記に挙げた他の媒体と比べると、「信憑性が高いコンテンツである」、「他のメディアへの展開力があるなど、応用性がある」、「長い目で見て効果がある」という強みを持っています。
これらの強みを活かし「集客が芳しくない」、「経営理念を周知できない」、「リピーターが少ない」「良い人材を獲得できない」といった課題を解決するのには有効な手立てと言えます。
企業出版を成功させるコツ
企業出版を成功させるコツとして、最も重要なことは「何を目的にその書籍を作るか」を明確にすることです。
「自社がターゲットとする年齢層への認知度がイマイチなので、その層の認知度アップを図りたい。」
「自社サービスを使っているユーザーは増えてきている。しかし、似たようなサービスを打ち出している競合も出てきている現状だ。ゆえに会社としての信頼性を高め、他のサービスにユーザーが流れていかないようにしたい。」
「新しい自社商品をリリースする。その商品の訴求のための営業ツールとして、何か活路を見出したい。」
など各企業での課題や解決したいことは異なると思います。
ですので、何を目的に企業出版していくかを明確にする作業を、一番初めにすることが大事です。
そこから、担当の編集者に書籍の目的を伝え、その目的を達成するためにはどのような書籍の内容・構成・デザインが適切かを共に考えていくと良いでしょう。
編集者はその道のプロでもあるので、明確な目的が定まっていれば、適切なアドバイスをしてくれるでしょう。
その他に大事な要素としては、「届けたい層にリーチできる仕組みを構築すること」が挙げられます。
目的を達成できる内容・構成・デザインの書籍を制作できたとしても、企業側がターゲットとする人たちに認知され、見てもらえるようにしなければ意味はないでしょう。
従って、適切な販路の選択、ターゲット層へ認知させるための広報活動は必須事項と言えます。
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