自費出版も取次経由で配本されますか?

通常、300部以上を配本用に制作される場合、取次経由で配本されます。
部数が少ない場合は、日版様かトーハン様のどちらかのみで配本する場合がございます。

逆に部数が多い場合(ジャンルにもよる)には、最大8社の取次経由となります。

取次は本を編集する出版社と、本を実際に売る書店をつなぐ仕事を担っています。
一般的な小売業においては卸業という言葉が用いられますが、出版業界では取次という言葉を使用しています。
取次の大きな役割の一つとして、出版社の営業と販売の効率化に貢献しているという点があります。

また、取次経由の配本が主流となっていますが、一方で取次を通さない取引というのも存在します。
その場合、取次を介さないため、出版社は本を高く売ることができ、書店の方は本を安く仕入れることができます。

もしくは、取次経由の場合と同じ利益しかとらない場合は、本の販売価格自体を安くすることが可能になり、読者にとってのメリットが大きいでしょう。
「取次の役割や流通の仕組みに関してイマイチ理解していない。」など、疑問点やわからない点ことがあれば、弊社までお気軽にお問合せいただければと思います。