自費出版本を安く出す方法は？

自費出版本を安く出すための最も良い方法は、著者自身が担う部分を増やすことです。
すなわち、編集や校正等を依頼せずに、なるべく自分ができることは自分で行うということがベストです。

一般的に、編集には編集者がついてより質の高い書籍へと仕上げ、校正においては校正を担当する人が付き、業務にあたります。もちろんですが、それらには編集費や校正費としての費用がかかりますので、安く書籍を出したいならば、そこを抑えることを考えなければいけません。

編集者がやることを自己で完結させ、校正も自身でやることが求められますので、その工程もある意味では自分自身に責任が伴い、時間もかかります。

また、ほかの要素として、用紙の種類などはスタンダードなものを選択すると費用を抑えることができます。ここでハードカバーなどの費用がかかる種類を選択すると、書籍のグレードは上がりますが、安く出すことはできなくなってしまいます。

それ以外にも、書店流通をさせなければ安くなります。しかし、書店流通をしない場合は、書籍を売る方法が、手売りメインとなるため、それで一定数を売る自信がないのであれば、書店流通には費用を捻出したほうが良いと考えられます。

流通に関しては、どちらかと言えばケチらないほうが良いでしょう。
他の方法として、図番等をIllustratorデータで作成するなどがありますが、一般的に多くの方には難易度が高い傾向にあります。（ソフト自体も使用には費用がかかるうえに、操作方法を学び習得するまでも時間を要する）

従って、Illustratorに慣れた人や時間に余裕がある人は、この方法を用いるのも良いかと思います。