学参とは学習参考書のことです。学参は教科書や問題集とは何が違うのでしょうか。本記事では学参と教科書、問題集の違いや学参の選び方などを紹介します。
学参とは
学参とは学習参考書を略した言葉です。言葉の通り、学習の参考とすることを目的とした図書のことであり、教科書の補足として活用されます。さまざまな出版社が学参を出しており、教科書や問題集を補う目的で利用されています。特に大学受験においては、学参は広く利用されていて、受験に必須のものといえるでしょう。
学参と教科書の違い
教科書は教育課程に従って内容が編成された図書であり、学校の授業で利用することを前提としています。一方、学参は自由に使える教材であり、内容は教育課程に縛られず自由です。そのため、学参は教科書を超えた内容が収録されている場合も多く見られます。
また、学参はテーマ別の内容編成にするケースなども多く、教科書とは異なった構成にすることで、より教科内容について理解しやすくなっています。
学参と問題集の違い
学参とはそれぞれの教科の基礎を学ぶためのものです。理論的な部分を学ぶことを目的としており、各教科の理解を深める目的があります。
一方、問題集とは各教科の基礎の実演や応用力を高めるためのものです。問題集にはさまざまな問題が掲載されており、問題演習を目的としています。
学参の目的
学参の目的は各教科について教科書よりも詳しい知識を学ぶことにあります。また、教科書では説明が不足していて理解しにくい部分の理解を促すことも目的としています。学参を利用することで各教科の深い学びに繋がり、成績の上昇を目指します。
学参選びの注意点
前述の通り、学参は自由に選ぶことができるため、多くの種類があ、それぞれ内容は大きく異なります。自分にあったレベルや内容の学参を選ぶことが必要になってきます。
学参の選び方
学参を選ぶ方法について紹介します。
自分のレベルに合った学参を選ぶ
学参のレベルはそれぞれ大きく異なるため、自分のレベルに合ったものを選ぶことが大切です。自分の知識では理解が難しい学参を選んでしまうと、自分が必要としている以上の内容が書かれている、最低限の知識は知っている前提で書かれているので内容が理解できないといったことが起こります。逆に簡単過ぎる学参では知っていることしか書いていないといった場合もあります。
自分の現在のレベルで理解できる内容の学参を購入する必要があり、目安としては内容の4~6割程度を理解できる学参を選ぶことが重要です。
解説が詳しい学参を選ぶ
内容について解説が詳しい学参を選ぶことが大切です。基本的に学参は1冊で要件がすべて足りることが望ましく、事前に内容を確認して、できるだけ詳しく各項目について解説されている学参を選びましょう。
志望校に合わせた学参を選ぶ
学参はそれぞれの目的に合ったものを選ぶことが大切です。入試目的で学参を活用する場合は、志望校向けの学参を選びましょう。特定の志望校について、ピンポイントに解説している学参であれば、効率的に対策を進めることができます。志望校の入試傾向の分析や過去問の解説をしているタイプの学参もあるのでチェックしてみましょう。
学参は高価なものほど効果がある?
学参の中には高価なものがありますが、高価だからといって望んだ結果が出るわけではありません。安価でも自分のレベルや目的に合った学参を利用すれば、期待通りの効果を得ることができます。価格ではなく、内容で選ぶようにしましょう。
また、学参は数を揃えていろいろなものを使えば良いといったことではなく、同じものを何度も繰り返して使用することで理解を深めることが大切です。まずは1冊の学参の理解に集中することをおすすめします。
まとめ
学参は学習を補助する教材として位置づけられた書籍です。学参を上手く活用することで効率的な入試対策を実現することができます。学参を選ぶ際には自分のレベルや目的に合ったものを選ぶことが大切です。