本記事では改訂版の意味、他の版との違いについて紹介します。

改訂版とは

改訂版(かいていばん)とは、過去に発売した本の内容を一部訂正や改正、追加したものを新たに刷り直した版のことです。誤字脱字の軽微な修正を加えた版を改訂版と呼ぶことはなく、大幅な改変でることが前提です。

改訂版と重版の違い

改訂版と重版の違いは、内容に変更があるかどうかです。在庫がなくなった本を改定せずに(同一のものを)追加で刷る場合は重版と呼びます。

改訂?改定?どちらが正しいか

改定とは、決まり事について改めて定めるという意味です。一方、改訂とは文章の誤りを正すという意味です。
制度や価格の変更を行う場合は改定です。本の内容を変更したり、追加する場合は改訂にあたります。

増訂版とは・増補版とは

増訂版・増補版とはどういう意味か紹介します。

増訂版とは

増訂とは、書籍に不足している箇所を追加し、誤り(古くなった情報を含む)を正すことです。学術的な書籍や参考書・問題集などでは増訂版がよく出ます。これは法改正や新技術の発明、新しい学習範囲の追加などに起因することが多いです。
購入時、同じ書名であれば増訂版を選ぶと良いでしょう。

増補版とは

増補とは、書籍の内容を増やして補うことです。内容が増える点については増訂版と増補版は共通しています。
増訂は増やして修正しますが、増補版の場合は前の版の内容をそのまま引き継いで、新しい内容を追加する点が特徴です。

本の改訂を行った結果としてページ数や情報量(章が増えるなど)が増加した場合、増補版と呼ばれることが多いです。

補足として、改訂増補版という言葉が使われるケースがあるため注意しましょう。改訂増補版とは、改訂版と同義ですが、内容を追加したことをアピールしたい場合に、改訂増補版と表記するケースがあります。

改訂履歴の記載箇所、確認方法

改訂履歴とは、初版以降に書籍がどのような改訂をしてきたか示す一覧表のことです。出版社側の管理上の意味合いだけではなく、読者に書籍がいつどこがどのように変化したのか示す意味合いもあります。

改訂履歴は表形式で掲載されることが一般的です。掲載場所は扉の次のページに置かれることがよくあります。表には版数と発行日、改訂概要の見出しが付いて、概要では簡潔に変更内容を記述します。

また、改定内容について特に具体的に示す必要がある場合には改訂序文を付ける場合があります。改訂履歴や改訂序文だけで不足する場合は改訂注や改訂索引を付けるケースもあります。

改訂版が出たら前の版と交換できるか

原則交換できません。改訂版が出た後に、誤って古い版の本を購入したとしても交換はできません。

非常に珍しいパターンですが、規定集のような出版物で、改訂版発行時の対応が本体定価に含まれる商品があります。この場合は、改訂時に改訂版や補足資料等を受け取れる場合があるでしょう。

まとめ

本の内容が修正や追加された場合、改訂版として出版されます。重版とは異なり、本の内容がアップデートされている点が特徴です。これから本を購入する際には改訂版が出ていないか確認しましょう。