自費出版会社の比較方法は?

比較するのに必要な要素は以下のようになります。
・書籍の形態(紙書籍、POD、電子書籍)
・流通の種類(流通なし、ネット書店流通、一般書店流通)
・編集の必要具合、デザイン等へのこだわりの高低など
・価格や売上金分配率がどれくらいであるか
・必要なオプションがあるか(手書き原稿の文字起こしなど)
一つ一つ見ていきましょう。


・書籍の形態(紙書籍、POD、電子書籍)
書籍の形態は比較要素の一つとして考えることができます。
あなたがどのようなスタイルの書籍を望むかによって、自費出版会社の選択は大きく変わっていきます。
紙の書籍を作りたいのか、あるいはPOD(発注社の注文に応じて、必要分だけスピーディーに印刷することが可能なサービスであるプリントオンデマンドのこと)にしたいのか、電子書籍で販売したいのかなどで、各自費出版会社がどれを強みとしているかによって比較してみるのが良いでしょう。

・流通の種類(流通なし、ネット書店流通、一般書店流通)
あなたが書籍をどのように流通させたいかによって、選択が変わっていきます。流通を必要とせず手売りなどを中心に販売する場合や、ネット書店に流通させて売る場合、一般の書店に流通させる場合と大まかかに分けると3種類くらいの流通方法がありますので、自分のスタイルに合わせて、自費出版会社を選ぶときの比較要素とするのが良いでしょう。

・編集の必要具合、デザイン等へのこだわりの高低など
あなたが書籍の編集をどのくらい必要としているのかを把握することは大事になります。より質の高い書籍を求めるのであれば、編集者を付けることは必須になります。それ以外の点として、費用を抑えたいのであれば編集者を付けないで、その工程自体を自身で行うのがよいでしょう。デザイン等へのこだわりも同様です。高いクオリティを望むのであれば、基本的には費用がかかるという認識を持っておいた方が良いですし、自費出版会社の中にはそうした編集やデザインなどに強い所もあるので、求める書籍に応じて、自費出版会社を比較するのが良いです。

・価格や売上金分配率がどれくらいであるか
価格や売上分配率がどれくらいであるかというのも会社を比較する上で重要なポイントになるでしょう。特に売上分配率は各会社でバラつきがあるので、会社を決定する前に必ず確認しておくことが大事になります。書籍の形態や自分の取り分をどれほど求めるかによって、会社の選択が大きく変わっていくことでしょう。

・必要なオプションがあるか(手書き原稿の文字起こしなど)
自費出版会社におけるその他のオプションを見ていくというのも、各会社を比較する上で重要になります。例えば、手書きの原稿の文字起こしをしてくれるところがあるなど、それ自体を必要としている人にはありがたいオプションがある会社も存在します。
自分に合うようなオプションがあるのか、あるいはないのか、というところも会社を比較する上で注目するポイントになるかと思います。