自費出版も書店(本屋)に並びますか?

自費出版書籍は商業出版書籍と違い、書店に並ばないと思っている人も多いのですが、普通に流通し、書店に並びます。

書店への流通には取次が関わっています。取次は本における卸問屋と言えるでしょう。
出版社で制作された書籍は、この取次を通して全国の書店へ配布されます。

一般的には、書店に置かれている書籍のほぼすべてが「取次流通」のルートに乗って流通します。

部数に関してですが、2000部以上の流通となると、自費出版においては難易度が高いと言われています。
取次は書籍の売上等を予測したうえで部決しますが、2000部以上の部決は実際のところ現実的でないと考えられています。

自費出版の場合は商業出版と異なり、取次はあまり多くの部数を仕入れることはないという認識は持っておいた方がよいでしょう。
取次がどこの書店に何冊配本するかを決めるとなると、もし自著をできるだけ多く売りたいと考えているのであれば、取次に「これは売れるな!」と思わせることも重要になります。そういった意味では当たり前ではありますが、書籍自体の内容も大事です。内容によって書店に置かれる数にもバラつきが出てしまうので、それらを頭に入れながら制作していくことをおすすめします。