本屋の通路沿いに面出ししてもらう、平積みしてもらうことで多くの目に触れてたくさん売れる可能性が高まります。
本記事では自費出版本で平積みされる方法について紹介しましょう。
平積みにはどんな本が選ばれる?
平積みとは、書店の棚に表紙を表にして並べられる置き方のことです。書店を訪れた人は大きく展開された平積みされた本に注目します。そのため、平積みされる本は売れる本です。書店が売り出したい本や需要が高く売れる可能性のある本は積極的に平積みされます。
平積みによるメリット
書店に平積みされるメリットは視認性、手に取りやすく売れる可能性が高くなる点です。平積みされているとお客さんの目に入りやすいため、手に取ってもらえます。棚にささる本よりも平積みされている本の方が多くの人の目に入るため売れやすいです。自費出版本はなかなか売れないと言われますが、平積みしてもらい注目度が上がれば売れやすくなるでしょう。
無名著者の自費出版本でも平積みしてもらえる?
書店で平積みされる本は、売れる見込みのある本です。いくら平積みしても、無名の作家の本は興味を持ってもらえません。書店はベストセラーの本やメディアで取り上げられた本などを積極的に平積みします。そのため、自費出版本に限らず売り上げの見込みがたたないタイトルでは書店営業をしたとしても、平積みは難しいと考えましょう。
(ご要望も多いため、弊社ではメニュー化しました。どの程度の規模で展開されたいか・それは可能かは、お問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。)
自費出版本でも平積みされる方法
自費出版本であっても書店で平積みしてもらう方法を紹介しましょう。
棚を持つ出版社を選ぶ
出版社の中には書店に自社棚を持つ会社があります。これら出版社であれば、平積みを保証してもらえるケースがあります。
これは平積み陳列に対し、著者が費用を支払う形にオプションのケースが大半です。
面出し営業ができる出版社を選ぶ
書店としては売れるタイトルを平積みし、しっかり売り上げを作りたいと考えています。言い換えると一部書店では面で展開した結果、しっかり売り上げを約束してくれる出版社の営業に対しては交渉に応じてくれると言えます。
来店の多い店舗に対し、POP作成・納品・売上担保のコミュニケーションがとれる出版社に相談することは一つの方法です。
ブームに合わせた内容にする
書店は世の中のニーズに合った書籍を平積みしたいと考えています。そのときにブームになっている内容に合わせた書籍であれば平積みされる可能性が高いでしょう。たとえば、コロナ禍であればコロナに関する本を執筆すれば、書店に平積みされる可能性があります。しっかりとリサーチをして世の中のニーズを探ることが大切です。
個人書店で営業する
全国展開している書店ではなく個人書店の場合は、店主の一存で大きく展開できる可能性があります。ただし、著者自ら営業を行う場合には、平積みありきの営業ではなく著者だからこそのコミュニケーションを意識すると良いでしょう。
お店の方は本の好きな方も多いです。お店を尊重し、著書への思いなどを丁寧にお伝えすることを心がけます。
コンテストに入賞する
コンテストで入賞すれば全国の書店から注目されるため平積みされる可能性は高いです。たとえば、芥川賞や直木賞などのコンテストを目指しましょう。大手コンテストの場合は入賞者に対して出版社が積極的にサポートしてくれます。注目度が高くメディアでも取り上げられるため、書店は積極的に平積みしてくれます。
平積みされる期間
書店に平積みされる期間は1週間程度と考えましょう。日本では次々に新しい書籍が販売されており、ブームは目まぐるしく変わっていきます。そのため、普通の新刊本であれば1週間程度平積みされて、すぐに次の本に入れ替えられます。
ただし、書籍の売れ行きや注目度、書店の規模などによっては1ヶ月近く平積みされる場合もあります。
平積みには冊数が必要
そもそも平積みとは本棚の前に特定の書籍をまとめて並べることです。平積みする本は多くの人に売れることを見込んでいます。そのため、平積みしてもらうためにはある程度の冊数が必要になります。
1書店に平積みしてもらうだけでも数十冊は必要です。複数の書店で平積みされることを計画しているならば、下限1000冊を基準に考えましょう。まとまった冊数がなければ平積みしてもらえません。
面出しと売り上げの関係
書店で売れている本はほぼ面出しされる本です。専門書や参考書、資格書などで年間通じて売れ続ける(補充され続ける)タイプのタイトルもありますが、新書や文芸書の多くは陳列方法と売り上げの相関は強いでしょう。
ネット書店で動きやすいジャンルやSNS等のメディアで影響力のある著者タイトルではこの限りではありません。
まとめ
自費出版本を書店で通路沿いに平積みしてもらうことは可能です。需要のある内容の本を作成し、対応できる出版社に依頼すれば、書店に平積みされる可能性は高くなります。本記事を参考に自費出版本の平積みを目指しましょう。