知り合いや親しくしている人、恩師、お世話になった人が自費出版した書籍をあなたに贈るということが、これからの人生においてもしかしたらあるかもしれません。そのような時、お礼の連絡は何でやればいいのか、内容はどのようにするべきか、SNSで感想を述べることは良いことなのか、ギフトなどの贈り物をしたほうがいいのかなど、数多くの疑問が湧き出ることかと思います。
今回は、あなたが自費出版書籍を貰った時のお礼について深堀していきます。
本記事を読めば、あなたが抱えている不安や疑問を解消できることでしょう。
お礼の連絡を入れる
自費出版書籍を貰ったら必ずお礼の連絡を入れましょう。その場合の連絡方法は誰からいただいたかによって大きく変わっていきます。基本的にはメールやLINE、メッセンジャーなどでの連絡が望ましいケースが多いです。しかし、著者自体の年齢や自分と著者との関係性を考慮すると手紙やはがきなどでお礼の気持ちを伝えるケースも考えられます。例えば、以前お世話になった恩師には手紙などを利用した方が良いと考えることができます。
次に上司・先輩・目上の方のケースと友人・同僚からのケースの2通りで詳しく解説していきます。
上司・先輩・目上の方からいただいた場合
メールやLINE、あるいは手紙やはがきの2通りが考えられます。特に恩師やお世話になった目上の方などには手紙やはがきが望ましいです。フランクな付き合いの先輩などには手紙やはがきというよりはメールやLINEの方が良いケースが多いでしょう。
友人・同僚からいただいた場合
このケースではメールやLINEが望ましいでしょう。普段からその著者と手紙やはがきのやり取りをしているならまた別ですが、手軽に連絡ができるメールやLINEが最も適切です。
お礼の文章例・雛形
お礼の連絡をする際に最も重要なことは「お祝いの気持ち」と「本を読んだ感想」をしっかりとメッセージに入れ込むことです。これらを満たしていれば基本的にはOKです。
上司・先輩・目上の方に連絡する場合と友人・同僚に連絡する場合それぞれでの文章例・雛形を紹介したいと思います。ぜひ参考にしてみてください。
上司・先輩・目上の方に連絡する場合
(手紙の場合)
拝啓
ますますご健勝のこととお喜び申し上げます。
この度、「本のタイトルを記載」のご出版、おめでとうございます。早速拝読させていただきました。
<ここから感想を述べる>
まずは書中をもって出版のお祝いを申し上げます。
末筆ながら益々のご健勝を心よりお祈りしております。
敬具
(メールの場合)
お世話になっております。○○です。
この度は××先生の新刊「本のタイトルを記載」をご恵贈いただき誠にありがとうございます。
作品を拝読いたしました。
(本の感想を少し入れる。)
次回の執筆も楽しみにしています。
今後のさらなるご活躍を心よりお祈りしております。
友人・同僚に連絡する場合
この度は出版おめでとうございます。
早速、作品を拝読させていただきました。
<本の感想を入れる>
次回の執筆も楽しみにしています。
今後のさらなるご活躍をお祈りしております。
SNSで感想を述べる
SNSで書籍の感想を述べるのが良いのかどうかという疑問を持たれる方も多いのではないでしょうか。
この答えは、SNSにあげる内容によります。その投稿によって、自費書籍の宣伝に繋がったり、情報がうまく拡散されるようなものであれば、喜ばれるケースが多いでしょう。
その投稿の際にはただ情報を掲載するだけでなく、個人的な感想を盛り込むことが重要になります。
ギフトを贈る必要はある?
自費出版書籍をいただいた場合、原則としてギフトを贈る必要はありません。しかし、お世話になった人に貰った場合で、いただいた感謝の気持ちを伝えたいなどの理由がある場合は花束などのささやかな品が望ましいでしょう。
また、著者との付き合いが深く、趣味を理解している場合、その人の好みに合うようなお茶やお菓子などでも良いでしょう。
それでも一般的には必須事項ではないので、あまり検討する必要がないことが多いです。
まとめ
書籍を出版するという行為は、非常にクリエイティブなことです。加えて、自費出版となると著者の思いも通常の出版とは異なるものであることは間違いありません。著者の成果物でもある「本」をあなた自身が貰うということは、大変有意義であると同時に幸せなことでもあります。
すべての人が人生において書籍をもらえるというわけではありません。ぜひ著者と喜びを共有してください。そうすれば、その共有したことが著者との関係性を深める上で大切なものとなっていくでしょう。
ぜひ今回の記事を参考に、お祝いのご連絡やSNSでのシェアをしていただければ幸いです。以上、「自費出版書籍を貰った時のお礼は?」でした。