「自費出版をする予定があるけど、販路に関してよく分かっていない。」
「自費出版したのは良いが、売上が上がらないので、販路拡大を狙いたい。」
自費出版における販路に関して、詳しい実情を理解していない人も多いのではないでしょうか。今回は「自費出版のおすすめ販路は?」に関して解説していきます。
自費出版の一般的な販路から、各ジャンルのおすすめの販路について深堀していきます。本記事を読めば、あなたの本の売上アップが期待できるでしょう。
では早速見ていきましょう。
自費出版の一般的な販路は?
自費出版における一般的な販路は大きく分けて4つあります。
書店への陳列、ネット書店での販売、出版社からの直販、著者の手売りの4つが主流となります。
それぞれ見ていきましょう。
書店への陳列
書店への陳列は、自費出版・商業出版など出版形態に関わらず、最も一般的な販路と言えます。その中でも重要なポイントがあります。それは、書店のどの棚に陳列されるかによって売上が変わってくるということです。
隅の方の目立たないような棚に陳列されてしまうとそれだけお客様が手に取る確率が下がってしまいます。ですので、良い棚においてもらえるように心がけるだけで、売上も良い方向へと向かっていくでしょう。
また書店員さんのポップが付くようになればそれだけ注目度が上がります。後にも説明しますが、著者が実際に営業活動をすることで、書店員さんにポップを作成してもらえるか確率が上がりますので、各書店への営業活動をすることは売上アップに貢献する可能性大でしょう。
ネット書店での販売
インターネットの拡大やスマホの普及に伴い、ECサイトでの販売も主流となってきました。その中で、ネット書店での販売も販路の一つと言えます。
ネット書店の中では、より専門的に特化したスタイルのものもあり、自分のジャンルがそのようなスタイルの書店に合致するのであれば、取り扱ってもらえると売上が上がりやすくなります。
出版社からの直販
リアル店舗やネット書店以外に、出版社からの直販という選択肢もあります。上述した販路先に在庫がない場合に、直販する場合が多いです。
著者の手売り
著者自身で売るというのも販路の一つとして考えられています。大量の数は売れないことも多いですが、この販路も大事な方法の一つと言えるでしょう。
販路を増やす方法は?
前の章では一般的な販路について解説しました。
それ以外にも販路を増やす方法はあるのでしょうか?
結論から申しますと、増やす方法はあります。
この章では、販路を増やす方法について解説していきます。
セミナーや講演会で手売り
著者自身がセミナーや講演会に呼ばれ登壇した際に、その来場者向けに手売りする方法があります。実際の著者の生の声や考えを聴いた後では購入率は上がると考えられます。ですので、もしセミナーや講演会に出る機会があれば、手売りするスペースと時間を設け、自著を売ってみるのも一つの方法と言えるでしょう。
書評ブログ等への献本
今の世の中には書評ブログを運営しているブロガーが数多くいます。その方に献本するというのも一つの方法と言えます。献本をすれば、絶対ではないですがブログで紹介してくれたり、感想を述べてくれたりする確率は非常に高いと言えます。ですので、自分のジャンルを取り扱っていそうなブロガーに献本すること自体、やる価値はあるかと思います。
(題材によりますが)ローカルなマスメディアへのプレスリリース
様々なメディアが世の中にある中で、ローカルマスメディアへのプレスリリースも検討してみる価値はあるでしょう。自著のジャンルとローカルマスメディアとの親和性が高ければ、プレスリリースの効果は上がります。題材によるところも大きいのは事実ですが、やってみる価値はあるかと思います。
SNS等での告知
最近の各種告知に関して、SNSを利用する人は多く、ある種主流となりつつあります。フォロワーはあなたのことや活動に興味・関心がある人が多いので、そういった層にリーチするような情報を届けてあげることは重要です。SNSを運用していない人は積極的に運用してみるのも販路拡大などに貢献するという意味では、やって損はないでしょう。
インターネット広告、Amazon広告
最近、個人で活動している人はもちろん、企業などもマスメディアにおける広告費を削減し、インターネット広告やAmazon広告にシフトしている印象があります。
昨今のテクノロジーの急速な発展は、スピードが衰えることがなく、どんどん加速しています。従って、昔と比べ、インターネット広告も本人の趣味嗜好に合わせて表示してくれ、その精度も高くなっています。そういった意味では、インターネット広告やAmazon広告も検討してみる価値は大いにあると考えられます。
図書館への営業
昔から図書館というのは知の宝庫として、大きな役割を担ってきました。中には、図書館で試しに読んでみて、面白かったら書店などで買うというスタイルの人がいるのもまた事実です。ですので、図書館への営業活動をすることで、売上に貢献できる側面があるというのも見逃せないかと思います。
書店への営業
書店自体、一般的な販路として紹介しましたが、実際に営業をすることによって、良い棚に置いてもらえる確率が上がるという効果があります。ですので、著者自身が書店へ直接営業をかけるのは売上に直結すると言っても過言ではないでしょう。
団体(題材にあった)への営業
題材にあった団体に直接営業することも大事な方法と言えます。自著がその団体やコミュニティに加入している人が関心を持ちそうな内容であれば、なおさら営業をしたほうが良いでしょう。団体やコミュニティを運営している人が、自著を紹介してくれる可能性もあるので、こちらの方法も検討してみる価値はありそうです。
おすすめの販路
ここからは、おすすめの販路に関して述べていきます。
各ジャンルで異なるので、自著がどれに該当するかを見ていただければよろしいかと思います。
小説や自叙伝の場合
この場合のおすすめの販路は、
書店陳列+書評依頼+Amazon広告+図書館営業が望ましいかと思います。
小説の書評を行っているブロガーは数多くいます。それらのブログを参考に実際に購入する人も多いと言われています。そういった意味ではブロガーに献本し、書評依頼をすることは重要な戦略の一つと考えることができます。
また、上述したように小説の場合、図書館で読んで実際に面白かったら、書店で購入するというパターンが多いのも事実です。従って、図書館営業も怠らないでおきましょう、
ビジネス書や専門書の場合
この場合のおすすめの販路は、
ネット書店+セミナー販売+Amazon広告+団体への営業が望ましいでしょう。
ビジネス関連や専門的な内容を扱った内容の書籍を出す人は、セミナーの依頼も多いことでしょう。それらは、売上を上げるチャンスとも言えます。直接著者の声を聴いた後では購入率も上がると考えられますので、セミナー販売は忘れずにやるのがおすすめです。
まとめ
これまで自費出版における販路について解説してきました。
出版が決まっても、売上を上げるためにどのようなことをすればよいかわからなかった人も多かったのではないでしょうか。
特に販路に関して、十分に理解していない人が多いのも事実です。
今回の記事を読んで、正しく理解していただければ幸いです。
以上、「自費出版のおすすめ販路は?」でした。