「書籍づくり本舗」のサービスは、基本サービスにオリジナル装丁デザインの制作が付いています。
ご要望を伺った上で、ベテランDTPデザイナーが一点一点制作しています。

レイアウトデザイン・組版作業は読みやすさに直結することから、非常に重要な要素となります。
書籍づくり本舗では、著者から頂いた原稿を基に、デザイナーが本文のレイアウトをデザインし、組版をいたします。
こちらも基本サービス内に含まれた料金体系となっております。

表紙デザインの持ち込みは?

本を出版するにあたって、いわば「顔」となる表紙のデザインは、非常に重要です。書籍づくり本舗では、著者ご自身が作成やご用意された表紙を使用することも可能ですが、弊社デザイナーによりオリジナル装丁(表紙)デザインを作成することもできます。
著者ご自身が表紙を作成される場合は、後述するファイルの仕様に基づいている必要があります。ファイルの仕様を満たすことが難しい場合(手書きのイラストなど)は、社内デザイナーが、持ち込んでいただいたデザインを基に、表紙を作成することとなります。

表紙のデザインの制作工程は?

書籍づくり本舗にて表紙のデザインを作成する際には、どのような制作工程になるのか説明します。
まず、著者の方から表紙デザインのイメージをヒアリングします。
この時、著者がイメージする表紙デザインを具体的にお話いただけると、よりイメージに近い表紙デザインを作成することが出来ます。

次に、ヒアリング内容を踏まえて、デザイナーが表紙デザイン案を数案作成します。
イメージに近い表紙デザイン案を選択してもらう、または選択したデザイン案を基に、更に修正を図っていくことで、表紙デザインを固めていきます。

修正を行い、よりご希望にあったデザインへ

著者様の具体的なご希望・イメージを確認しながら、デザイナーと密に連携して修正していきます。
最大2回の修正が可能です。回数内修正に追加料金は発生しません。

完成後にデザインを変更する場合や上限回数を超えてデザインを修正する場合、修正費用をご負担いただいております。
金額は3,000円~となり、回数や内容によりお見積もりをいたします。

イラストの作成

書籍づくり本舗が表紙デザインを作成する場合は、社内で所有または契約フォトストックサービスの豊富な写真、イラスト素材を活用いたします。
表紙デザインを作成するにあたって、オリジナルのイラスト制作や写真の撮影代行は、現在行っておりません。

準備したイラストを使ってもらうことは可能か

著者様がイラストや写真を持ち込んでいただいた上で、弊社デザイナーが表紙デザインを作成することは可能です。
この場合は、イラストや写真の著作権などには十分に注意いただければと思います。

また、イラストのデータについては、ファイル形式は「ai(イラストレーターで用いる形式)」が望ましいです。
これは、ベクター形式のデータであるため、イラストを拡大や縮小してもデータが劣化しづらいためです。
印刷する都合、ウェブ上で公開するよりも高画質を求められる点とも関係しています。

写真については、「jpeg」「jpg」ファイルでお送りください。
ファイルの特性上、拡大するとぼやけて印刷されてしまいます。このため、できるだけ大きなファイルデータでいただけますとキレイな仕上がりになります。

イラストや写真ファイルには解像度と呼ばれる画像の密度を示す指標があります。単位は「dpi」で、数値が大きいほど解像度が高く、鮮明なイラストや写真となります。
印刷物に使用されるイラストや写真の解像度は、「300〜350dpi」に設定されたものが望ましいです。これより高い解像度の場合は解像度を下げることで対応ができますが、低い解像度の場合は解像度を上げることが出来ません。
低い解像度のイラストや写真で印刷をすると、画像が荒かったり、ボケた状態で印刷される可能性がありますので注意が必要です。
※弊社にてデザイン制作の場合では、お預かりした画像の解像度が低い場合、著者様にその旨をお伝えします。利用されたい写真が上記に適合するかご不明な場合には、デザイン制作時にご相談ください。

イラストデータがカラーモード「RGB」の場合、「CYMK」という印刷用のカラーモードに修正の上で使用いたします。
カラーモードにはRGBとCYMKという形式があり、詳細は割愛しますが、著者様が持ち込んだRGBのイラストや写真をパソコン画面上で見た場合と、印刷した場合で色味が若干変わってしまう可能性があります。
これは弊社に限らず、どの出版社においても同様です。
著者のイメージ通りの色で印刷したい場合には、CYMK形式での持ち込みが必須となります。

本文ページの制作工程はどのようなものか

書籍づくり本舗では、次の工程で本文のレイアウトデザインを行います。
まず、著者様から原稿をいただく際に、書籍のサイズ、組方向(縦組みと横組み)、サンプルから希望スタイルを伺います。その上で数ページ分のレイアウトデザイン案を作成します。
レイアウトデザイン案を確認していただき、問題がなければ本文全体のレイアウトデザインを行います。

レイアウトデザインの修正はできるのか(大きな修正、軽微な修正)

レイアウトデザイン案は、できるだけ読みやすさ等を考慮して作成いたしますが、この段階での軽微な修正(余白の修正や章見出しのデザイン修正)は可能です。

一方で、レイアウトデザインが確定し、組版が進んだ後の修正については、追加料金が発生する場合があります。レイアウトデザイン案の段階で確実なチェックをお願いいたします。

組版後の修正は可能か

組版を進めた後で、軽微な誤字脱字が見つかるケースもございます。これらは回数内無償で修正が可能です。

先の通りレイアウトを変更する場合や、図版等を入れ替える、原稿を差し替える場合では、作り直しに伴う修正費をご負担いただいております。

本文ページにイラスト(挿絵)や図版を入れられるか

ご用意いただいたイラストや図を本文ページ内に組み込むことが可能です。上記の表紙デザイン部でお伝えしたイラスト同様、高画質のデータをお預かりできればと思います。

手書きの図などをキレイなデータに作り直すことも多くの場合で可能です。図制作については個別にご相談ください。