自費出版で1000部制作した場合の費用と売上は?

自費出版で1000部制作した際にかかる費用は以下の通りです。
価格はページ数に応じて変動します。
・60ページ:682,000円(税込)
・100ページ:737,000円(税込)
・140ページ:792,000円(税込)
・180ページ:902,000円(税込)
・220ページ:979,000円(税込)
・260ページ:1,023,000円(税込)
・300ページ:1,078,000円(税込)
・400ページ:1,309,000円(税込)
※ページ数は1冊あたりの奥付含む本文ページ数を指します。
※400ページを超える印刷製本も可能です。

主な費用の内訳は、印刷費、流通費、保管料、デザイン料、販売管理費です。
上掲料金は全てを含んだ総額です。

売上に関して

仮に1000部のうち800部を配本し、売れた割合・定価設定に応じた売上は次の通りです。(売上が指すものは書店売上金額です。)

売れた割合定価1000円定価2000円定価3000円
1割 80,000  160,000  240,000 
2割 160,000  320,000  480,000 
3割 240,000  480,000  720,000 
4割 320,000  640,000  960,000 
5割 400,000  800,000  1,200,000 
6割 480,000  960,000  1,440,000 
7割 560,000  1,120,000  1,680,000 
8割 640,000  1,280,000  1,920,000 
9割 720,000  1,440,000  2,160,000 

売れた割合の考え方として、配本の8~9割が売れるケースは、あちこちの書店で売り切れが起きている状況で、すぐに増刷をかけるケースをイメージしてください。
業界平均は4~5割程度で見立てますが、ジャンルやテーマ、著者の知名度など複数の要素から影響を受けます。

定価については、2025年に多くの出版社が価格を上げたこともあり、新書であっても1000円の値付けをするケースは珍しいのではないでしょうか。ビジネス書や専門書では2000円台(3000円近い価格も)の値付けも増えています。

前提にある800部の配本は、ジャンルにより難しい場合があります。
(昔のように、希望したら希望しただけ配本される時代は終わりました。)
販促と書店営業との組み合わせを上手に取り入れ、狙い通りの配本を叶えるよう動く必要があるでしょう。