本記事ではメディアミックスの意味、効果や成功例を紹介します。

メディアミックスとは

メディアミックスとは、原作や元となるキャラクター等を複数の媒体や商品へ展開する手法を指します。出版業界においては、小説の漫画化やアニメ化、ゲーム化などを指すことが多いでしょう。いくつもの異なるメディアに派生させ、認知度を高めるとともに全体合計の売上を作っていく手法と言われおり、ファンサービスを意図したケースもあります。

広告手法におけるメディアミックスは、テレビCMや雑誌広告、WEB広告などを組み合わせる手法を指し、プロモーションミックスの媒体利用に限った考え方とも言えます。

メディアミックスによる効果

メディアミックスに取り組むことで、各メディア間の相乗効果により、話題になりやすく、ファン獲得の入口が多様化することで、売れ行きを伸ばすことができます。
当然、多くのメディアで露出するため、多くの人の目に触れることになり、知名度を高める効果も期待できるでしょう。

1つのメディアに閉じるよりも、複数のメディアで展開した方が注目され、ファンを拡大させることができ、人気・売上が上がります。

近年におけるメディアミックスの成功例

近年は「鬼滅の刃」や「呪術廻戦」など漫画原作の作品でメディアミックスに成功した事例が多いです。最初は漫画で連載が始まり、後でアニメ化されることで注目を集めて、原作がベストセラーになるパターンです。

また、過去の作品の中で最もメディアミックに成功した作品といえば「ポケモン」です。最初はゲームとして発売され、後にアニメ化や漫画化されて成功しました。関連商品も多く、今でもポケモンは売れ続けています。

メディアミックスの起源

日本でメディアミックスの起源とされているのは小松左京によるSF小説「日本沈没」です。1973年に小説が刊行され、同年に映画化されました。さらに、翌年の1974年にはテレビドラマ化、その後に漫画化もされています。今でも新たなドラマや映画、漫画が作成されており、幅広いメディアミックスが行われた作品です。

メディアミックスの媒体種類

メディアミックスの主な媒体を種類分けすると以下の通りです。

  • インターネットメディア
  • 電波媒体
  • アナログメディア
  • ニッチメディア

インターネットメディアとはWebサイトやブログ、動画配信、メルマガなどのことです。昨今で言えばSNSも該当するでしょう。

電波媒体とは、テレビとラジオのことです。たとえば、アニメ化やドラマ化などは電波媒体に含まれます。

アナログメディアとは紙面、あるいは対面によるメディアのことです。新聞や雑誌、漫画はアナログメディアに含まれます。

ニッチメディアとは、フリーペーパーや顧客情報誌などターゲットを限定したメディア媒体を指します。

メディアミックスの注意点

メディアミックスは、必ず成功し売上が伸びるわけではありません。メディアミックスの展開次第で、イメージが悪化し、原作の人気を落とすケースもあります。
メディアミックスには多額の制作費がかかります。失敗とは言えずとも、期待通りの成果が出ない場合には大きな赤字になるでしょう。

稀に、メディアミックスを展開する中、派生先が人気を集めすぎて、原作にマイナス影響が出るケースもあります。

クロスメディアとの違い

メディアミックスと似ているクロスメディアについてです。

クロスメディアとは、特定の広告媒体を見たユーザーを別のメディアに誘導して購入につなげる手法を指します。
たとえば、雑誌広告のQRコードを読み込み、WEBサイトへ遷移させ、WEBサイトを閲覧したものに対し、WEB広告をうち、製品を販売する流れです。

他にも、テレビCMの中で「続きはWebで」と、Webサイトへ誘導する手法は見たことがあるでしょう。電車の車内広告からSNSへと誘導する手法もよく見かけるケースです。
誘導先でより詳しい情報を提供し購買を促す形を取る場合が多いでしょう。

一方、メディアミックスは複数のメディアで作品や商品を展開することであり、購入への誘導をする役割ではありません。

まとめ

メディアミックスは原作を複数のメディアで展開し、認知度を高め、新規のファンを獲得し、売上を伸ばす手法です。漫画原作のメディアミックスが成功するケースが増えています。今後もメディアミックスは幅広く行われ、多くのヒット作品が登場するでしょう。