本記事では汚破損の意味や汚破損後の扱いについて紹介します。

汚破損とは

汚破損(おはそん)とは、汚れたり破れたりしたことです。汚破損した本とは、売り物としての価値がなくなっている本を指します。汚破損した本のことを破損本といい、汚損と破損を組み合わせた言葉が汚破損です。

たとえば、本の綴じ部分がはずれていたり破れていたりするケース、あるいは飲料などをこぼして汚れている本も汚破損と言えるでしょう。

書店に並んでいる本はすべて新品であり、通常はキレイです。しかし、入荷されて書棚に並べられるまでの間に本が汚れてしまうケースがあります。他にも出荷された段階で本に破損が生じているケースや輸送中に傷ついてしまったものもあるでしょう。

書店に入荷されて書棚に並んでいる本の中には、数ヶ月や1年近い期間、書棚に並んだままの本もあります。長く書棚にある本は、何度も書棚から出し入れを繰り返されている可能性や立ち読みによりダメージを受けている場合があります。これら過程で本に汚れや破損が生じるケースもあります。

汚破損した本というのは、定期的に発生する存在だと言えます。

汚破損した本の扱い

汚破損状態の本はそのままでは売り物にならないため処分します。書店にある委託販売扱いの書籍は、一定期間が経過して売れ残った場合、返品できます。しかし、汚破損した本については、原則返本不可です。

書店側の管理に起因するケースでは、返本は認められず、書店の判断のもと処分されます。

ただし、乱丁や落丁のある本など、出版社出荷時点で欠陥のある本は返品や交換を求めることはできます。程度の判断が難しいですが、多少の痛みがある程度であれば返品が認められることが多いでしょう。書店の書棚に一定期間並んだ本は多くの人が手に取る訳ですから、多少の破損や汚損は想定の範囲内だからです。

(書店から汚破損とは呼ばないまでも、かなりダメージを受けて疲れた書籍が出版社には返ってきます。書店にこれらの負担を強いるべきではないと考えますが、本の作り手としては心が痛みます。立ち読みする際には、優しく扱っていただけると皆が幸せになれます。)

大半の書店は取次から本を仕入れ、返品も取次に返します。返品が認められない本については、取次から書店に戻されるのが一般的です。原則論では、返品の可否判断するのは出版社です。出版社がOKであれば、理屈上はどのような状態であっても返品はできます。

購入した本が汚破損だった場合

稀に書店で購入した本が、汚損破損しているケースがあります。防ぐためにも事前に状態を確認した上で購入することが大切です。
書店で販売される本の中には数ヶ月近く書棚に並んでいたものもあります。多くの人が手に取って棚に戻すという行為を繰り返した結果、汚れや破損が生じていることがあるでしょう。

この場合、まずは購入した書店で交換や返品を相談しましょう。

当然ですが、購入後にご自身でページを破ったり汚したりしたケースの場合は、交換や返品に応じてもらえません。たとえば、雨の日に書店で本を購入して、カバンの中で濡れてしまったケースも、交換を依頼することは難しいでしょう。

購入時点で破損等があった場合でも、購入から日が経つと書店としては判断に悩むところです。本の交換や返品を求めるならば、できる限り早く書店へ本を持参しましょう。その際には本を購入した際のレシートも忘れずに持参してください。

まとめ

汚破損とは汚れたり破れたりしている本のことです。汚破損した本は売り物にならず、処分されます。書店で購入した本が汚破損の場合は、速やかに書店へ相談しましょう。