自費出版は人気を集めています。出版社が自費出版をサポートしてくれるため、気軽に自費出版に挑戦できるのが理由の1つです。本記事では自費出版で人気の高い出版社や出版社選びのポイントを紹介しましょう。
最近、自費出版が人気の理由
最近は自費出版の人気が高まっています。自費出版に人気が集まる理由をまとめると以下の通りです。
- インターネットやSNSの普及で自分の作品をアピールしやすくなった
- 自費出版をサポートするサービスが増えた
- 電子書籍が普及した
- EC書店が普及した
インターネットやSNSが普及し、個人が自分の作品を発表しアピールする場が増えました。そのため、個人であってもファンを獲得することも易しくなり、宣伝がしやすいことや自分の作品を広めやすくなった点が挙げられます。
また、出版社の自費出版サポートサービスが増えています。出版社の助けを借りて簡単に自費出版を実現できるのも、自費出版が人気の理由といえるでしょう。
電子書籍の普及も自費出版が人気の理由といえます。電子書籍は、印刷費用をかけずに多くの本を販売できるのが特徴です。コストの問題が気になっていた方も、電子出版であれば気軽に自費出版に挑戦できます。
本を売るECサイトが増え、ECサイト経由で本を買う方が増えたことも自費出版が注目される理由です。一般的な商業出版よりも、自費出版は刷り部数が少ないため、全国の方に販売するには大きな費用が必要でした。
通販で買う方が増えたため、いくつかのECサイト(Amazonや楽天市場など)上で買える状態を作れば、全国の方に買っていただける状態になります。刷り部数が数千部あっても全国くまなくは配本できなかった過去と比較しても、読者へ届けやすい環境になったと言えるでしょう。
人気のある自費出版社の特徴
自費出版をサポートする出版社はたくさんあります。その中でも特に人気を集めている出版社の特徴を紹介しましょう。
サポートが充実
自費出版のサポートが充実している出版社は人気が高いです。たとえば、プロの編集者が編集を担当してくれる、さまざまなチャネルで販促してくれるなどサポートが充実している出版社があります。サポートに力を入れている出版社に依頼すれば、質の高い自費出版本を実現し、本が売れる可能性が高まるのがメリットです。そのため、豊富なサポートを用意している出版社は人気を集めています。
文芸書、自叙伝の実績が豊富
文芸書や自叙伝のジャンルにおいて自費出版をサポートした実績が豊富な出版社は人気が高いです。自費出版の中でも特に人気の高いジャンルは文芸書と自叙伝とされています。これらの需要の高いジャンルで実績が豊富な出版社は、自費出版サービスを利用する際に選ばれやすいです。
出版費用が安価
自費出版のサポートを安価で利用できる出版社は人気が高いです。自費出版は著者がすべての費用を負担しなければいけません。そのため、できる限り費用を抑えたいと考えている人が多いです。安価な出版費用で自費出版ができる出版社は人気を集めています。
契約内容が明瞭
自費出版サービスの契約内容が明瞭な出版社は人気が高いです。出版社に自費出版を依頼する際には、トラブルに巻き込まれないか心配する人がたくさんいます。実際に自費出版で出版社とトラブルに発展したという事例は多いです。たとえば、自費出版に関して詐欺被害にあったというケースもあります。そのため、契約内容をしっかりと確認して、不利な内容がないか把握した上で契約することが重要です。
契約内容が複雑ではなく、シンプルな内容の契約を提案する出版社は信用されやすく、多くの人から選ばれます。
人気の自費出版社
人気の高い出版社の特徴をまとめました。これまで説明してきた特徴を踏まえた上で、人気の高い出版社2社と、当社サービスを紹介します。
幻冬舎MC(幻冬舎ルネッサンス)
幻冬舎の自費出版ブランドが幻冬舎ルネッサンスです。幻冬舎のサービスには豊富な実績があります。2017年から2022年12月までに3,768タイトルもの自費出版をサポートしてきました。編集力と宣伝力、流通力の3つが強みとされています。
幻冬舎ルネッサンスであれば、市場ニーズに合った作品に仕上がるように充実した編集を受けられるでしょう。さらに、プロモーション専門のチームによる宣伝を受けることもできます。全国105法人3,500書店のネットワークを有していて、ネット書店の販売にも対応できる点も魅力です。
青山ライフ出版
青山ライフ出版は自費出版で有名な出版社です。充実した編集とリーズナブルな価格設定が人気の理由となっています。
青山ライフ出版では10冊から自費出版に対応可能です。紙の本だけではなく電子書籍を同時に作成できます。オリジナルデザインの本の作成に対応しているのが魅力です。コストダウンにこだわっており、低価格で高品質な本作りを実現しています。
さまざまなオプションを用意しているのも魅力です。原稿作成やリライト、イラスト作成などをオプションで依頼できます。
書籍づくり本舗
当サイトを運営する書籍づくり本舗は多くの方に選ばれている出版社です。小説や自伝の発刊も非常に多く取り扱ってきました。
自費出版に必要なサポートが基本パッケージにまとめられています。
ページ数と印刷部数により料金が決まるシステムであり、明瞭でわかりやすい料金体系も魅力です。商業出版と同等の方法により印刷しているため、質の高い製本を実現できます。プロによるレイアウトデザインや装丁デザインの製作に対応可能です。書店への流通や国会図書館への納品も対応いたします。
ぜひ無料の資料をご覧ください。
人気の自費出版本
自費出版本で人気の高い作品はいくつもあります。特に有名な自費出版本を紹介しましょう。
こゝろ
日本を代表する文学作品である夏目漱石の「こゝろ」は自費出版本です。朝日新聞に掲載されていた作品が注目され自費出版されました。今では知らない人がいない有名作品として認知されています。
細雪
谷崎潤一郎の代表作である「細雪」は自費出版で出された小説です。当時は戦時中であり、作品が連載禁止になりました。それでも谷崎潤一郎は作品を書き続けて、昭和19年には200部限定で自費出版したのです。そして、戦後になって作品を自由に発表できるようになり、商業出版されました。それからはベストセラー作品となり、映画化などもされています。
リアル鬼ごっこ
山田悠介の代表作である「リアル鬼ごっこ」も最初は自費出版でスタートしました。出版社に自分で持ち込みをしたそうです。内容の面白さが話題となり、最終的には200万部を超えるベストセラー作品になりました。
まとめ
人気の高い自費出版社であればサポート内容が充実しており、安心して自費出版を依頼できます。ぜひ当記事をご参考に、納得できる自費出版本を作りましょう。