ご年配の方(老人)に自分史を作りたいと考える人が多います。多くの経験をしてきたからこその想いです。

では自分史はどのように作ればいいのでしょうか。本記事では自分史の書き方や作成にかかる費用などを解説します。

自分史とは

自分史とは自分がこれまで歩んできた人生について書籍という形でまとめたものです。著名人が書く場合を自伝や自叙伝と呼び区別する場合があります。

自分史を自費出版で出す人が増えています。老人になって、家族に向けてこれまでの人生をまとめたいと考えて、自分史を作るのです。

自分史を作る目的

自分史を作ることで自分が生きた証を残すことができます。また、子供や孫などに自分の人生の教訓などを伝えることも可能です。これらの理由から自分史を作る人はたくさんいます。

中には特異な経験を多くされた方が、似た境遇の方に向けて参考になるよう自分史を書く場合もあります。

執筆経験が無くても自分史は作れる?

時系列で整理しながら、時間をかけて苦労し書き上げることも一つの過程として楽しむと良いのではないでしょうか。

ご自身では書かないが自分史を作りたい場合、出版社のサポートを受けると良いでしょう。出版社に在籍するプロの編集者からアドバイスをもらえます。校正や編集などにも対応してもらえるため、初心者でもきちんとした形の自分史を作れるでしょう。

中にはインタビュー形式で過去を話すことで文面を仕上げてくれるサービスもあります。

自分史の書き方

自分史を書くために用意するものや構成の作り方について解説します。

用意するもの

自分の人生を振り返ることができるものを用意しましょう。具体的にはアルバムや日記などです。他には、家族や友人知人などから話を聞くという方法もあります。過去の出来事について細かな部分が思い出せない場合は、仲の良かった人や元同僚などに連絡をすると良いでしょう。

構成の作り方

自分史の構成の作り方を紹介します。

時系列方式

自分史の構成として多いのが時系列方式です。生まれた時から順を追って出来事を記していきます。ただし、昔のことはよく思い出せない場合は、覚えている時代から書き始めることも可能です。

ストーリー方式

テーマを決めて私小説のようにしてストーリー仕立てで書いていくのがストーリー方式です。たとえば、恋愛をテーマにするならば、初恋から学生時代の恋愛、社会人時代の恋愛、結婚するまで、結婚後の生活といった流れで書いていきます。もちろん、恋愛ではなくても、自分の趣味などをテーマにすることも可能です。

エッセイ方式

いきなり長文を書くのが難しい方におすすめするのがエッセイ方式です。1,000文字前後で自分の考えや何気なく思ったことなどを書いていきます。エッセイ方式の場合はSNSやブログなどで執筆して、後から自費出版としてまとめることも可能です。

執筆方法

基本的に自分史はパソコンやワープロを用いて執筆するケースが多いです。パソコンであれば、後から簡単に修正することができます。もちろん、手書きで執筆することも可能です。自分史は縦書きで執筆されることが多いです。

自分史を作る際のポイント

自分史を作る際に意識しておきたいポイントを説明します。

新聞や郷土史なども参考にする

自分史はきちんと事実に基づいて書くことをおすすめします。もちろん、細かな点について想像で補うこともできるのですが、それでは自分史とは呼べません。新聞や郷土史などを参考にして、自分の幼少時代の環境などについて正確な情報をリサーチしておきましょう。事実に基づいて執筆することでより深みのある自分史に仕上げることができます。

執筆は時間をかけて行う

自分史は勢いで書き進めるのではなく、じっくりと時間をかけて少しずつ完成させていくことをおすすめします。勢いで書くと誤りが生じやすくなり、自分史として質の低いものになるため注意してください。たとえば、自分史を一度執筆してから時間を置いて見直すことで、問題点がわかりやすくなります。何度も修正を繰り返していき、わかりやすく正しい文章にしましょう。

自分史の作成にはいくら必要?

自分史を作成する際には出版社に依頼するケースが多いです。そのときの費用の相場は、本のサイズやページ数、部数などによって大きく異なります。たとえば、ご自身で執筆し、四六判ソフトカバーで100ページ程度の自分史を10部程度作成するならば、10万円から20万円程度の費用がかかるでしょう。

ただし、出版社によって料金体系は大きく異なっているため、事前に見積もりをもらうことが大切です。カラー印刷をするのか、表紙カバーをつけるのかといったことでも料金は大きく変わります。

老人を狙った出版詐欺に注意

最近は出版詐欺の被害の報告が相次いでいるため注意してください。出版費用をだまし取り、結局自分史を作れなくなるといったケースがあります。

出版社とは焦って契約するのではなく、一度持ち帰って契約内容について慎重に検討しましょう。その際には第三者も交えて契約内容を確認することをおすすめします。

対面で契約を強要するケースもあるようです。少しでも怪しいと感じたならば、その出版社とは関わらない方が良いでしょう。

まとめ

自費出版によって自分史を作成できます。自分史の作成はさまざまなパターンがあるため、目的に合わせた形式で作成しましょう。出版社に相談をすれば自分史の出版を全面的にサポートしてくれます。

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