自費出版をしたいけれども文章力に自信のない方もいるでしょう。

そんな方におすすめなのがライターに依頼することです。それでは、ゴーストライターに依頼するにはどうすればいいのでしょうか。本記事ではライターに依頼して自費出版をする方法や注意点を紹介します。

自費出版とは

自費出版とは自分で費用を負担して書籍を作ることです。出版社には商業出版と自費出版のいずれか、または両方を行う会社があります。

自費出版のサポートをする会社を利用することで、誰でも気軽に自費出版できます。ただし、自費出版を実現するためにある程度の費用がかかる点には注意しましょう。

文才がない場合はどうすれば良い?

自費出版をしたいけれども文才がなく文章を書くのが苦手な人がいます。そんな人はゴーストライターに依頼して文章を書いてもらう方法がおすすめです。ゴーストライターに依頼すれば、資料を渡したり、取材を受けたりすることで、その内容をライターがまとめてくれます。プロのライターであれば文章力が高いため、完成度の高い自費出版本を実現できます。ただし、ゴーストライターに依頼する際には報酬を払う必要があります。

ゴーストライターに依頼すると著者は誰になる?

ゴーストライターに依頼したとしても、本の著者は依頼者本人になります。本人に代わって執筆するゴーストライターは表に名前が一切でない場合もあれば、編集者として、編集企画者として名前が出る場合もあります。

ゴーストライターと代筆の違い

ゴーストライターと代筆にはどのような違いがあるのか説明します。

代筆とは

ゴーストライターは原案をもとにして文章を作成する者を指します。一方、代筆とは文章を変わりに書くことを言います。言葉の意味としてはゴーストライターは「者」、代筆は「事」と捉えますが、ほとんど同じような意味合いで使われるため区別せずで良いでしょう。

「ゴーストライターに代筆を依頼する」といった表現はよく使われます。

ゴーストライター(ブックライター)とは

ゴーストライターとは別にブックライターと呼ばれる仕事があります。正確に分類されて使われておらず、ほぼ同義とみて良いでしょう。

ブックライターは、書籍の奥付に「編集協力:◯◯」と記載されるケースを指す場合もあります。

ゴーストライターの費用は?

一般的にはゴーストライターに執筆を依頼する場合、1企画あたりの単価や、文字数あたりの単価が設定されています。

一般的な相場としては、新書1冊で20万円~150万円程度と幅が広いです。

実績が豊富なライターや専門性の高いテーマの場合、執筆スケジュールがタイトな場合には単価が高くなります。

これとは別に、印税の一部を設定するケースも見られます。執筆代に加えて印税1%、といった設定です。

ゴーストライターの探し方

ゴーストライターを探すための方法を紹介します。

出版社から紹介をしてもらう

自費出版を依頼する出版社がゴーストライターを紹介してくれるケースがあります。出版社はゴーストライターと繋がりを持っているケースが多いからです。出版社からの紹介であれば、信頼できるゴーストライターに依頼できます。

専門企業に依頼する

ゴーストライターを専門的に扱っている企業があります。ゴーストライターが在籍している企業から、ゴーストライターへの依頼を仲介してくれる企業まであります。企業のホームページをチェックすれば、ゴーストライターのプロフィールや実績などを確認できるケースもあります。

SNSなどで直接交渉する

SNSでゴーストライターのアカウントを探して直接依頼するという方法があります。TwitterなどのSNS上で仕事を募集しているゴーストライターは多いです。また、ランサーズなどクラウドソーシング上で依頼をかけてライターを募集する方法もあります。

直接交渉する場合は、ライターの腕前に注意しなければいけません。確かな実績があり、質の高い文章を作成できるライターに依頼しないと失敗します。

ゴーストライターに依頼した後の流れ

ゴーストライターに依頼した後は何度か打ち合わせを行います。そこで、文章を書くために必要な情報を提供して、書いて欲しい内容について正確に理解してもらいます。

内容や量により差異はありますが、初回打ち合わせ、構成案のすり合わせ、インタビュー、原稿初稿、修正と進みます。

翻訳もゴーストライターに依頼可能

自分の書いた本を外国語に翻訳したいならば、ゴーストライターに翻訳を頼めます。翻訳に対応できるライターを探すことができれば、自費出版本の翻訳出版も可能です。ただし、通常の依頼と比較すると専門性が高いことから費用は高くなります。

絵本にもゴーストライターは存在する?

絵本を自分で描くことができない場合は、原画担当のブックライターを雇うことができます。イラストレーターのお名前を本に記載するか否かは契約次第でいかようにでもな部分ですが、「絵:〇〇」とお名前の記載をするケースが多いでしょう。

まとめ

自費出版をしたくてアイデアもあるけれども、自分で書くことができない場合はゴーストライターに依頼しましょう。出版社にライターを紹介してもらうか、自分でライターを探して直接交渉すると良いです。ライターを活用することで、読みやすくて魅力的な文章を書いてもらうことができ、素晴らしい自費出版本を完成させられます。