これから自費出版をしたいならば、他の自費出版本が気になる方も多いのではないでしょうか。自費出版本を探すための方法はたくさんあります。本記事では自費出版を検索するための方法を紹介しましょう。

自費出版本とは

自費出版本とは、自身で費用を出して本を出版することです。たとえば、大学で使うテキストを自費出版で出すというケースがあります。趣味で作っている小説や漫画を本という形にして販売したい方が自費出版するケースも多いです。出版社のサポートを受けて自費出版を進めることができます。

自費出版本の検索方法

世の中にはたくさんの自費出版本があります。自費出版本の探し方について紹介しましょう。

NPO法人日本自費出版ネットワークで検索をする

NPO法人日本自費出版ネットワークとは自費出版の活動を支援することを目的とした組織です。サイト上では自費出版のデータの蓄積と公開活動に取り組んでいます。自費出版本のデータ検索をするサービスが提供されていて、自費出版本を自由に検索可能です。これまでに数千冊もの自費出版本が登録されています。

通販サイトで検索をする

通販サイトでは自費出版本が扱われていることがあります。自費出版などをキーワードで検索するとヒットする可能性があるでしょう。また、自費出版を専門にする出版社の名前を知っているならば、出版社名で検索すればヒットします。

コンテストの入賞作品から検索をする

自費出版本を対象としたコンテストに応募される作品を確認します。コンテストのホームページをチェックすれば、入賞作品が紹介されています。

出版社のホームページから検索をする

自費出版のサポートをしている出版社の中には、ホームページ上で自費出版本の紹介をしているケースがあります。検索システムを利用して自費出版本を探してみましょう。

個人ブログなどから検索をする

自費出版本を出している方の中には個人ブログやSNSなどを開設しているケースがあります。ブログなどで自著の宣伝をしていることがあるためチェックしてみましょう。

また、インフルエンサーやユーチューバーなどがSNSや動画で自費出版本の紹介をしていることもあります。

自費出版か検索しても分からないようにしたい場合

ここまでの検索方法で判断がつかないよう出版すると、他者からは自費出版かどうか判断がつきません。

検索データベースには登録せず、商業出版も扱う出版社から発売し、自費だとわかる告知を行わないようにします。

自費出版本は国立国会図書館でも検索できる

国立国会図書館は日本のあらゆる出版物を保存しており、自費出版本も扱っています。検索システムを用意しており、自費出版本を調べることが可能です。

国立国会図書館は納品制度に基づき、国内のすべての出版物の収集と保存を行っています。また、自費出版本であっても、ある程度の刷り部数がある書籍は納本義務が課せられているのが特徴です。そのため、自費出版をしている方も、本を出した後は国立国会図書館に本を納本しなければいけません。

ISBN、JANコードがない書籍(自費出版書籍)を探すことで代替できるでしょう。

自費出版本を多くの人に知ってもらうには

自費出版本を多くの人に知ってもらうための宣伝方法を紹介します。

SNSなどで宣伝をする

SNSなどを活用すれば不特定多数の人に自費出版本の存在を知ってもらえます。ただし、単に本を紹介するだけでは注目度が低いです。多くの人に知ってもらえるように工夫をしましょう。

口コミで広めてもらう

口コミで自費出版本を広めてもらうという方法があります。たとえば、友人などに献本して、周囲の人にも本について知らせてもらうのです。ネット上で付き合いのある人達などに献本をして、ネット上で広めてもらうという選択肢もあります。

イベントなどで宣伝をする

即売会やセミナーなど自費出版本に関連するイベントに参加して宣伝をするという方法があります。即売会であれば、直接本の販売が可能です。自費出版に関するセミナーの中には、自著を宣伝する機会を与えてくれるものもあります。イベントに参加すれば、多くの人が集まるため、上手く宣伝すれば大きな効果を期待できるでしょう。

ネット通販や電子書籍で販売する

書店での販売にこだわるのではなく、ネット通販を活用する方法があります。ネット通販で販売できるようにしておけば、どこに住んでいる方にも気軽に本を買ってもらえます。

また、自著を電子書籍化して、電子書籍の販売サイトで配信するという方法もおすすめです。電子書籍であれば、印刷をする必要がなく、コストをかけずに本の販売ができます。

図書流通センターに販促をする

図書流通センターに自著の販促をすれば、全国の図書館に自著を並べてもらえる可能性があります。ただし、図書流通センターにコンタクトを取るには出版社のサポートが必要です。出版社の中には、自費出版本の図書流通センターへの販促に対応してくれるケースがあります。個人で図書流通センターに販促をしても成功する可能性はとても低いです。図書流通センターへの販促に実績のある出版社を探しましょう。

まとめ

自費出版本はさまざまなサービス上で検索が可能です。実際に自費出版本を検索して調べてみれば、これから自費出版本を作る際の参考になるでしょう。また、SNSや口コミなどを活用すれば、自費出版本を多くの人に知ってもらえます。